営業からみたSEO対策を考える
どんな企業でも自社製品を売るためにSEO対策に取り組んでいる。
組織全体で取り組む対策と個別の部門が取り組むべき対策が存在する。
今回は、営業が押さえておくべきポイントに絞って考えていきたい。
営業が押さえておくべきSEO対策のポイント
まず、SEO対策とは何かを簡単に振り返りたい。
SEO対策とは「検索エンジンへの最適化=Search Engine Optimization」のこと。
複雑な対策は専門業者やシステム担当に任せるとして、営業が押さえなければならないポイントを記載する。
検索数が多いキーワードを使って説明しているか?
そのキーワードに紐づいて顧客が何を知りたいか理解しているか?
知りたい内容を記載している、もしくは問い合わせに繋がるか?
訪問数(クリック数)と直帰率を把握しているか?
キーワードの特性を理解しなければSEO対策はムダに終わる
上位を目指すほど費用がかかる
検索エンジンの画面で自社商品が5ページ目に表示されても、いいものを作っている会社であれば問題なくホームページへ訪問してくれる。
それほど商品力がなくても2ページまでに入れば、それなりに問い合わせはあるだろう。
もちろん1ページ目の上位に表示されたほうがいいことに越したことはない。
しかし、上位を目指すほど人材や費用という投資が必要になる。
リスティング広告も選択肢に入れる
検索の上位に入れない場合にはリスティング広告やディスプレイ広告を使えば問題ない。
同じ投資をするなら、そのほうが有効と考える。
オウンドメディアのようにまとめページを作って広告効果を高める方法もあるが、上位に表示されるまでそれなりに時間はかかる。
検索されるキーワードで構成する
もし、内容が充実しているならば、SEO対策でやるべきことはたった一つ。
上位に表示されるキーワードを使って本文を再構成する。
上位3つは常に確認するようにしてほしい。
テクニカルな方法を実践する
テクニカルな方法として、メタタグ、タイトル、本文全てにキーワードを入れておく。
最近では効果がないと言われる場合もあるが、基本的な項目として用意されているので、まずは実施してみてから判断してほしい。
検索キーワードを分析する
キーワードからニーズを想像する
次に顧客はそのキーワードから「何を知りたいのか」「何を欲しいのか」を想像してほしい。
そのキーワードを見て、自社の商品に該当しない場合でも一歩踏み込んでその顧客が欲しいものを想像する。
自社の商品で解決できる提案や新商品開発のヒントが見つかる。
他社をキーワードから分析する
同じキーワードで他社が上位に表示されているならばその要因を研究する必要がある。
さらにそのページを訪問してみるとキーワードとの繋がりや強みをどのように強調して見せているかまでわかる。
現場での戦い方を見えてくる。
最後に
SEO対策は労力とコストがかかる割に効果が高くありません。キーワードという観点を持ち、顧客の欲しいものを想像することによって、適切な見せ方を検討することができます。よい商品を市場に届けるためにもよいキーワードを見つけることで効率的に効果を高めていきましょう。
また、SEO対策を通じて顧客のニーズ、競合の戦い方を分析することによって、現場での勝ち方が見えてきます。上手に活用してみてください。
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