キラーワードを磨く
キラーワードを磨くということは
伝える力を磨くということ
前提となるキャッチコピー
プロモーションにおいて、キーワードやキャッチコピーは命となる
直接セールスに結びつくものであり、たった一言で1億円を売り上げることもある
まるで魔法のような言葉
魚屋がよく使う言葉、これを聞いたら買わずにはいられない
顧客の購入までの心理状態
キーワードやキャッチコピーを見て「良さそう」
↓
内容を調べて「これなら大丈夫」
↓
よし購入しよう
キラーワードとは、たった一言でそれを買ってしまう言葉
キラーワードが効果的な場面
【営業場面】
飛び込み営業のファーストコンタクト
新商品の紹介の一言目
テレアポの一言目
メールの最後の締めくくり
【販売促進ツール】
DMやパンフレットのアイキャッチ
ホームページのキャッチコピー
リスティング広告のキャッチコピー
キーワードとキラーワードの違い
本質は同じ
キーワード、キャッチコピー、キラーワードは3つとも本質は同じ
いずれも誰かの理解、行動に影響を与えようとするもの
用途と強度が異なる
用途・強度の違い
キーワード
主に単語。何かを探したり伝えたりするための言葉
キャッチコピー
単語やフレーズ、主に宣伝に使用
キラーワード
行動を促進する強力なキーワードやキャッチコピー
パワーワード
クリーンやダーティな表現を問わず、強力なキーワードやフレーズ。悪い印象となることもある
スローガン
集団に共通の行動を促すキーワードやフレーズ
キラーワードを作る
キラーワードを作るポイント
一言に込める思いをビジュアルでイメージする
言葉を見た時に憧れや喜びを感じる姿をイメージする
商品の価値が伝わる一言になっているか確認する
イメージできなければそれはキラーワードとなっていない
人は目的を達成する姿を頭の中で想像しないと納得しない
自分がイメージできなければ他の人は尚更イメージできない
キラーワードを作るテクニック
体言止め(例:スケジュールを管理、会議の調整)
用言止め(例:する、した、のようだ)
形容詞を上手く使う(美しい、大きい、高い)
体言止めによって言葉を止めると、言葉自体が力強く伝わる
用言止めでは「〜する!」というような表現を使うと意思の強さが伝わる
形容詞によって程度を伝えることができる
キラーワードにならないもの
疑問系
問いかけは自信がないように見える。そのため伝える力が弱まる
(例:問題点はなんですか?、困りごと解決したくないですか?)
軽い言葉
あまり考えていない言葉はそのいい加減さがよく伝わる
(例:いいじゃん。これ最高です。)
モノマネ
CM、お笑い芸人の決め台詞、4文字熟語などを真似したものは、あまり考えていないと思われる。場合によっては考える力のない人と思われる
キラーワードの注意点
ターゲットによってキラーワードは異なる
顧客となるターゲットの年代、性別、エリアによって価値観は異なります。当然として響く言葉も違います。ターゲットを細分化し、それぞれニーズを書き出し、アピールする軸を決める必要があります
スペック重視タイプにはキラーワードが効かない
スペックを重視するタイプは本質をあまり見ません。この場合、スペック表や比較表が有効となります。表とデータを並べ、キーワードをちりばめて見せていくことのほうが有用です
キラーワードが有効な範囲
キラーワードと言えども万能ではありません。ニーズが根底にある場合に限られます。少しだけ背中を押してあげるだけの言葉にすぎません。 そこに上手くはまるように試行錯誤します
まとめ
人の心を言葉でコントロールできるような書籍がありますが、あれは嘘です。人間はちゃんと考えることのできる頭を持っています。だましなどのやり口は「思考停止」にさせて、考えることを放棄させることにあります。考え続けていればだまされることはありません。
キラーワードは背中を押す効果しかありません。どちらかといえば応援です。それをよく踏まえて誠実な言葉を選びましょう。そうすれば商品やサービスの良さを正しく伝えることができます。ブランド力の向上にもつながっていくことでしょう。
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