Webマーケティング
WEBマーケティングとは?
ネット上で行われるマーケティングミックスのこと。
市場調査、販売、物流、企画がネット上でコントロールできる時代。
マーケティングツールは進化しており、リスティング広告、LP、メルマガ、顧客を一元管理できるようになった。
AIにより見込み客の判定やフォロー方法の提案など、最新の機能も生まれている。
マーケティングミックスと4P
顧客のニーズに対し、付加価値の高い「商品」「サービス」「情報」を提供する活動をマーケティングと呼ぶ。
更に自社の「経営資源」「戦術」などの強みを上手に組み合わせ、より高い成果を得ようとする活動がマーケティングミックスとなる。
その戦術や強みを活かすための代表的な視点として、Product(製品)、Price(価格)、Promotion(プロモーション)、Place(流通)の4つがあり、頭文字をとってマーケティングの4Pと呼ばれている。
WEBマーケティングの必要性
ネット社会では必ずキーワードで商品や情報を検索する。
表示位置により問い合わせや売上に影響が出る。
どの企業も自社の商品やサービスが上位に表示されるようSEO対策に取り組んでいる。
また、リスティング広告やディスプレイ広告が爆発的に広がっている。
ネット上のプロモーションは戦略の基本事項として位置付けられるようになった。
WEBマーケティングに正解はない
WEBマーケティングはマーケティングミックスであることから、市場に対する知恵くらべとも言える。
正解はなく、自ら作っていかなれければならない。
そのために広告代理店やIT企業がネットの技術を使い様々なツールを提供している。
ツールは新規参入も多く、新しい手法が次々と誕生している。
WEB
マーケティング
ツール
マーケティングオートメーション(MA)
マーケティング全般(広告、調査、価格、エリア、企画、ブランディング)を目的とし、WEB上のクラウドシステムを使って、データの集計や顧客とのコミュニケーションなどを行う仕組み。
カスタマーリレーションシップマネジメント(CRM)
顧客管理を目的とし、クラウドを利用する。顧客は注文や問い合わせができ、自社は顧客情報の管理、発注情報管理、受注管理などを行うツール。
セールスフォースオートメーション(SFA)
営業の支援を目的とし、クラウドを使い、スケジュール管理、商談管理、見積書・請求書管理などを行うツール。
アカウントベースドマーケティング(ABM)
ターゲットのIPアドレスとその組織の個人データを連携し、データの精度を上げ、受注や情報収集に繋げようとするアプローチ。
IPアドレスという企業固有の情報を使うためアカウントベースドマーケティングと呼ばれている。
広告に特化した
ツール
リスティング広告
検索されたキーワードに対して、広告を表示するサービス。コストによって検索結果の上位に表示される。
ディスプレイ広告
検索したキーワードや過去の検索結果を元に検索者の興味がありそうな分野について画像やバナーの広告を表示するサービス。リマーケティングとして追従型広告を実施しやすい。
ポータルサイト
業界や特定の分野に特化した情報サイト。そのサイトの会員向けに広告、セミナーの集客、メルマガの配信を行うサービス。
オウンドメディア
自社のコンテンツについてメリットや役立つ情報をまとめたページ。ホームページと切り離して独立した情報ページとして運用することも多い。第3者が客観的に評価した内容を記載する場合もある。
ツールの主な機能
LPまたは簡易なホームページの作成
問い合わせフォーム作成
問い合わせ内容のデータベース化
コンバージョンデータの管理
キャンペーン管理
A/Bテスト
顧客データの管理
メールマガジンの配信
セミナーの開催、参加者管理
ツールのメリット
顧客の流入経路を数値データで把握できる。
複数パターンのLPで効果を比較できる。
ニーズや要望をテキストでストックできる。
顧客の行動パターンから見込み客の優先順位がつけられる。
メールマガジンと問い合わせを一括管理できる。
セミナーの運営が簡単になる。
検索キーワードを組み合わせて効果の高い広告が検討できる。
成功のポイント
ページビューを増やす
これまでの経験から得られている受注見込み数を元に受注数の目標( KGI )を設定する。
その達成に必要な訪問者数の目標( KPI ≒ ページビュー)も設定する。
目標が定まったところでリスティング広告、LP、メールマガジンなどを工夫するなどの戦略を構築する。
ページの質を上げる
「人は見た目で判断する」と言われるように広告も第一印象が重要となる。
まず、デザインがよいこと。
その上で魅力が伝わる文章、安心感、問い合わせが簡単であることなどが必要となる。
世間の標準
今ではネットで買い物をすることが当たり前のことになった。
誰もが大手の通信販売サイトに慣れており、その使い勝手が標準となっている。
そのレベルに達することができなければ、当たり前のことすらできない企業というイメージは拭えない。
ツールを選ぶポイント
新規顧客の獲得
LPが作成でき、コンバージョンデータの管理ができるものが良い。メルマガ管理も必須。マーケティングオートメーションのキーワードで検索する。
既存顧客のフォローが中心
顧客との打ち合わせ内容を記録できるデータベースが搭載されているものが良い。こちらもメルマガや会員管理機能が必須。カスタマーリレーションシップマネジメントのキーワードで検索する。
営業事務の効率化
見積書、請求書の作成と管理機能、営業のスケジュール管理が必須。すでに総務や人事が用意したスケジュール管理システムなどがある場合には連携できるものが良い。営業支援ツールのキーワードで検索する。
最近は個人情報の取り扱いが重要となるため、プライバシーマークなど個人情報の取り扱いに関するセキュリティ体制もしっかりと確認するようにしましょう。
最後に
WEBマーケティングツールは多岐に渡ります。きちんと目的を決めて使うようにしましょう。無料のセミナーやデモも可能なところが多いので、試してから使うことをお勧めします。最後となりますが、皆様のプロモーションが成功することを心より願っております。